私は今、転職活動をしています。過日、初めて面接を受けました。
就職の面接、実に18年?19年ぶりでした。新卒で就活していた時のことなど、もはや遠い昔のことすぎて…何社受けたかも勝率も全てきれいさっぱり忘れ去っています。
先に申しますと、今回の一次面接、不合格でした。
手応え(その基準すらまだないのですが)もなければ、企業と私の指向の開きが想定以上に大きく、これはダメだろうなと早々に感じていました。
とはいえ、初めての転職活動面接で得た気づきの備忘録として。
届かないのは承知で(というか届くと困惑します)、仔細を詳らかにしない形で、面接官のお二人へ感謝をこめて手紙を書きました。
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面接官のお二人へ
先日はお時間をいただき、誠にありがとうございました。結果に関しては粛々と受け止めております。
私のイメージしていたものより、何ともざっくりとした質問が多い面接で、言葉を選ばずに申せば、拍子抜けしうろたえました。
自己紹介と転職理由、あとは直近の売上について、失敗談、落ち込んだ時にどうするか、どんな人と一緒に働きたいか、そして最後にもう一度「転職を決めたのはいつか?」などを訊いてくださいましたね。
志望動機も私の強みもマネジメント実績も…お伝えできなかったなと感じていました。
なぜ転職理由を2回聞かれたのかな?とも感じていました。
けれども。面接を終えた帰路や翌日に振り返りながら、はたと気づきました。
あえて意図的に、フランクな体に、なさったのですね。
これは新卒採用でもなければ、応募してるポジションも役職前提、ましてや私はお二人と同世代とお見受けしました。
実際の現場で、聞かれたこと・言われたことにしか応えられないようでは使い物になりません。
言うべきことは、必要に応じて適切な折を見て、自発的に織り込んでお伝えせねばなりません。
現場で、想定問答に沿った会話が繰り広げられることなど、ほぼありませんからね。
「そりゃそうよね」という思いと、あの場で瞬時にそこに思い至らなかった機転の利かなさに呆れました。
自身の弱点に改めて気づかせてくださり、ありがとうございました。
そしてもう一つ。私にとって大切な気づきを得ました。
「人」についての考え方 指向に関する観点です。
これは正直、正解も不正解もない部分です。貴社の生産性と利益の考え方は、とても明瞭で理解のできるものでしたし、貴社の強みの核はそこにあると感じています。
とはいえ、私が納得の上でそこに身を置けるかには一抹の疑問が生じました。
そして、私の質問をきっかけにした一連の人員配置に関するやり取りの中で、両者が折り合えないことは明白でした。
悲しいかな、私は機転を利かせる瞬発力は低いのですが、場の空気を察知することにはわりと長けていて…「これ以上、拗らせても活路は見いだせない」と察するに至りました。真摯にご回答くださったこと、幸甚に存じます。
語弊なく伝わることを願って申しますが。おかげで、私の譲れない境界線がどこにあるのか、自認することができました。ありがとうございます。
最後に、これは雑談レベルの話になるのですが。
お二人を見ていて、採用側にも相当のご苦労があるのだろうと推察いたしました。
個人的には私の話に理解を示してくださりながらも、それでも採用の基準は絶対的に「組織としての利益」にある。
もちろん、それは当然です。覆そうなどとは微塵も思っていません。
それに私は、前職でも採用活動に直接的に携わったことはありません。
ただ、自分の部下になるだろう人間を採用するにあたり、自身の志向嗜好ではなく、それと一致するしないに関わらず「組織の利益」の指向で判断することが求められる。
そのご心労や葛藤は、察するに余りあると感じます。
私と同世代と思しき方が面接官だったこともあり、そういった背景の上に採用就職活動が成り立つことの重みを深く感じました。
痛み入ります。その一言に尽きます。
さて、私も暢気なことばかり申しているわけにもまいりません。
今回、同僚にはなり得ませんでしたが、またどこかでお目にかかることがあるやも知れません。その時は堂々と名刺交換ができるよう、精進する所存です。
末筆ながら改めて心より御礼申し上げます。